アミューズメント施設の企画運営など
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現在、弊社で運営しているゲームセンターは全国で約200店舗になります。近畿ディストリクトで担当しているのは21店舗です。
本部主導のフェアや、エリア限定の販促企画・イベントの展開指示を各店舗に対して行っています。ディストリクトマネージャーが、月に1~2回担当店舗を回り、陳列や演出などの実施状況を確認しています。
ディストリクトマネージャーが、現場の状況確認のために店舗へ足を運ぶには、近畿圏だけでも4日間かけてやっとです。それと併せて、各現場で様々な情報確認をしていくとなると、担当者の負担も非常に大きくなります。
以前は、各店舗の実施状況をメールで報告してもらっていたこともあったのですが、店舗からの情報が画一的であったり、自分たちが工夫した部分をアピールしてこない店舗もありました。
また、現場のスタッフが当たり前だと思ってやっていることが、実は他のお店とは違うというケースがあっても、それに気付くきっかけがありませんでした。
オペレーションとして「ゴールはこれだ!」という完成形を見せられて、それをやるのも一つの方法だとは思うのですが、全てのお店が一緒の条件というわけではありません。当然、お店にいらっしゃる客様もそれぞれ違い、店舗ごとにやり方を考えて工夫をしている部分もあります。
なので、普段はなかなか見に行けない他店舗の陳列の工夫やイベントの内容を、MiiNA上で確認・共有できると「なるほど、こんな感じにしているのか。」と参考になり、自分たちのヒントにもつながります。
また、情報を視覚的に確認できることもメリットになりますね。クレーンゲームは、お客様への商品の見せ方・置き方が特に重要です。陳列や装飾の自由度が高い分、店舗の方のセンスや使い方で売上も左右されます。同じツールを使っていても全く違うゲーム機が出来てしまうこともあります。
「現物をディスプレイしています。」「お客様が触れられる場所に置いています。」と言葉で聞いていても、画像で確認してみると、その言葉にはないところにそれぞれの工夫が見えたりします。こうした情報もすごく参考になりますし、刺激にもなります。
あとは、お金をかけずに効果的な装飾をしている店舗の事例も参考になります。人もお金も時間もかけられない状況でも、いろいろなやり方があることはとても勉強になっています。
運用がまだ手探りな部分もあり、若干使い方が固いかなと思っています。画像投稿のルールも、現場のスタッフが緊張しないような形で運用できたらいいと思います。また、スタッフのモチベーションアップにつながるような、インナーのコンテストをやってみるのも面白いかもしれません。
今後は、実施報告や店頭情報の共有だけではなく、本部や店舗間など、もっと人と人の間をつなぐツールとしてMiiNAを使えたらいいですね。